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高桐院

こうとういん

高桐院

(西陣)

幽玄な雰囲気の参道と趣ある苔庭の寺

高桐院は、1602年に創建された大徳寺塔頭寺院。利休七哲の一人・細川忠興玉甫紹琮開山に招き、父・細川幽斎菩提寺として開かれた。紅葉の名所として知られ、特に「楓の庭」と呼ばれる苔庭では、地面を覆い隠すような美しい散り紅葉が楽しめる。また、竹林に囲まれた約50mの石畳の参道も見所で、神聖な地に足を踏み入れたような厳かな雰囲気が感じられる。境内には千利休の邸宅を移築した書院や、忠興と正室・細川ガラシャの墓も見られる。

高桐院の主な見所

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高桐院の書院

書院

侘び寂びを感じさせる部屋

かつて聚楽第にあった千利休の邸宅の一部で、「意北軒」と呼ばれている建物。利休の切腹後に、秀吉が邸宅を取り壊すことを恐れた玉甫紹琮によって移築された。壁にはイカ墨を練り込んで煤けたように仕立て、雨漏りの滲みや板張りの痕をみせることで、利休好みの侘びた風情を醸し出している。
また、書院の先にある茶室「松向軒」は、豊臣秀吉による北野大茶会の際に建てられた茶室を移築したものと伝わる。

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高桐院の庭園

庭園

散り紅葉の美しい「楓の庭」

江戸時代初期に造園された本堂前の庭園。一面を緑の苔に覆われ、周囲にはカエデの木が植えられていることから通称「楓の庭」と呼ばれている。本堂の縁側からは簡素で趣ある風景を眺められ、秋には地面を覆い隠すような散り紅葉が楽しめる。また、散策が出来る小道もある。
本堂内には、開山玉甫紹琮像、細川忠興像などが祀られている。

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高桐院の墓塔

墓塔

忠興が茶の師匠から譲り受けた塔

千利休愛蔵の春日灯籠を使った、細川忠興と正室・細川ガラシャの墓。かつて利休は、忠興と豊臣秀吉から灯籠を所望されていたが、一部を破壊し「傷物なので譲れない」と秀吉の請いを退けたと伝わる。利休の切腹後は、忠興が遺品として譲り受けた。庭園に建つ灯籠は、この墓塔を模している。
裏手には非公開の墓地もあり、細川家歴代の墓や、歌舞伎の創始者と言われる出雲阿国の墓がある。

高桐院の季節の花の見頃

11月中旬~11月下旬

高桐院の紅葉

紅葉

イロハカエデやノムラカエデを中心に境内全体で見られる。参道や「楓の庭」と呼ばれる本堂前庭園の紅葉は特に見応えがある。

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高桐院のピックアップポイント

曝涼展

桃山時代から残る貴重な文化財を公開

虫干しを兼ねた寺宝の一般公開で、李唐筆の国宝「絹本墨画山水図」や、秀吉が北野大茶会で使用したものと伝わる重文「絹本着色牡丹図」などが展示される。同日には、大徳寺でも曝涼展が行われ、国宝の絵画などを鑑賞できる。

日時:10月第2日曜日 9:00~16:30(雨天中止)

高桐院の曝涼展

抹茶

美しい庭を眺めながら至福の時を過ごす

庭園に面した縁側で、苔庭を眺めながらゆったりと味わえる。紅葉シーズンには縁側が非常に混雑するので、開門直後に訪れるのがおすすめ。

料金:400円(茶菓子付)

高桐院の抹茶

高桐院の基本情報

アクセス京都駅から市バス「101・205・206系統」乗車約42分、「大徳寺前」下車徒歩8分。
京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩20分。
住所〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町73-1 大徳寺
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電話番号075-492-0068
定休日▼ 5月6日、6月7日、6月8日
拝観時間9:00~16:30
拝観料大人400円、中学生300円、小学生200円
※曝涼展開催時は1人500円
所要時間(目安)20分程度
クレジットカード
駐車場あり(40台 ※大徳寺駐車場。最初の2時間500円、以降30分ごとに100円)
ホームページ高桐院(Wikipedia)
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