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安楽寺

あんらくじ

安楽寺

(岡崎・銀閣寺周辺)

参道を覆い尽くす散り紅葉

安楽寺は、住宅街にひっそりと佇む古刹。通常は非公開の寺院で、桜やサツキ、紅葉などの限られた時期のみ公開されている。紅葉の名所として知られ、山門へと続く石段の参道を埋め尽くす散り紅葉は見事。また、毎年7月25日に行われる「鹿ヶ谷カボチャ供養」は、多くの人で賑わう京都の風物詩のひとつ。

悲劇の死を遂げた2人の僧が眠る

安楽寺は、浄土宗の宗祖法然が弟子の住蓮と安楽の菩提を弔うために創建した寺院。寺の始まりは、住蓮と安楽がこの地から1キロほど離れた場所に結んだ「鹿ヶ谷草庵」で、布教活動の拠点としていた。そうした中、1206年に後鳥羽上皇の女官である松虫姫と鈴虫姫が、2人のもとに許可なく出家し上皇の逆鱗に触れるという事件が起きる。その結果、師である法然は讃岐国へ流罪、住蓮と安楽は死罪となり草庵は荒廃する。その後、帰京した法然によって草庵が復興され「住蓮山安楽寺」と名付けられた。

安楽寺の季節の花の見頃

11月下旬~12月上旬

安楽寺の紅葉

紅葉

茅葺屋根の山門へと続く石段の参道は、鮮やかなカエデで覆われる。真っ赤な散り紅葉は、まるで赤い絨毯のような美しさ。山門までは通年見ることができる。

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安楽寺のピックアップポイント

鹿ケ谷カボチャ供養

江戸時代末期から続く伝統行事

参拝者に煮炊きした鹿ケ谷かぼちゃを振舞い、中風にならないよう祈願する行事。本尊の阿弥陀如来より「夏の土用の頃に、鹿ケ谷かぼちゃを振る舞えば中風にならない」という霊告を受けて始まったとされる。また、本堂では「安楽寺縁起絵」「剃髪図」「九相図」などの宝物が虫干しを兼ねて公開される。

日程:7月25日
時間:9:00~15:00

安楽寺の鹿ケ谷カボチャ供養

安楽寺の基本情報

アクセス京都駅から市バス「5系統」または「17系統」または「100系統」乗車約40分、「錦林車庫前」下車徒歩7分。
住所〒606-8422 京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21
地図 大きな地図を見る  周辺のスポットを探す
電話番号075-771-5360
定休日▼ 下記の指定拝観日以外は非公開。

【さくら】 4月上旬の土日
【つつじ】 5月上旬の土日祝日
【さつき】 5月下旬~6月上旬の土日
【鹿ヶ谷カボチャ供養】 7月25日
【もみじ】 11月全ての土日祝日、12月上旬の土日
拝観時間9:30~16:30
拝観料500円(中学生以下無料)
所要時間(目安)20分程度
クレジットカード
駐車場なし
ホームページ安楽寺公式HP
安楽寺(Wikipedia)
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