鎌倉の庭園

いつまでも眺めていたい心安らぐ景色

寺めぐりの見所の一つといえば日本庭園。天気や季節によってさまざまな表情を見せる名庭は、おもわず時間を忘れてしまうほど美しい。庭園が見られる寺は北鎌倉金沢街道エリアに多く、特に「竹寺」で有名な報国寺は鎌倉を代表する名所。約1000本もの竹林に散策路が巡らされた竹庭は、幻想的な雰囲気を感じさせてくれる。また、浄妙寺は鎌倉では珍しい茶席から枯山水庭園を眺めることができるスポットで、ゆっくりと庭園を眺められる。どの庭園にも独特の風情があるので、じっくりと楽しみたい。

報国寺

報国寺

金沢街道エリア

約1,000本の孟宗竹が生い茂る竹林に散策路が巡らされている竹庭は、葉擦れの音と鳥の鳴き声だけが聞こえる静寂な空間。奥に進むと茶席・休耕庵があり、竹庭を眺めながらお茶とお菓子を味わえる。

建長寺

建長寺

(蘭渓道隆)

北鎌倉エリア

方丈の裏に美しい庭園が広がり、凛とした雰囲気の中で鑑賞できる。禅の心を視覚で体感するための「心字池」と呼ばれる池があり、真上から見ると草書の「心」の形になっている。

浄妙寺

浄妙寺

金沢街道エリア

喜泉庵と呼ばれる茶室の前に、枯山水庭園が広がる。鎌倉では珍しく、茶室で抹茶を味わいながら鑑賞を楽しめる。

瑞泉寺

瑞泉寺

(夢窓国師)

金沢街道エリア

鎌倉時代に作庭された瑞泉寺庭園は、岩盤を掘り込んだ大胆な造形が特徴的な池泉回遊式庭園。国の名勝に指定されており、鎌倉に現存する唯一の鎌倉時代作庭の庭園となっている。

光明寺

光明寺

(小堀遠州)

大町・材木座エリア

名庭師・小堀遠州の作と伝わる記主庭園は、夏になると約2000年前の種から発芽したとされる古代ハスが咲き誇る。毎年7月ごろには、庭園の奥の大聖閣で抹茶を味わいながらハスを眺める「観蓮会」が催される。

鎌倉の庭園の地図

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