鎌倉の梅

(1月下旬~3月中旬)

冬枯れの境内を可憐に彩る

早春の鎌倉は、一年で最も観光客が少ない静かな時期。冬枯れで緑の少ないこの季節は、紅白の可憐な花を咲かせる梅が鎌倉の主役。例年1月中旬~下旬になると荏柄天神社の梅が咲き始め、時季の訪れを告げる。見頃は3月中旬まで続き、滝のように花を咲かせるシダレウメや、1本の木に紅白の花が咲く「思いのまま」など、さまざまな種類の梅が楽しめる。また、ロウバイスイセンなどの冬の花も見頃を迎え、梅と共に冬の凛とした境内に彩りを添える。寒い冬にもこの季節にしかない風情があり、鎌倉の魅力を改めて感じさせてくれる。

東慶寺

東慶寺

(3月上旬~3月中旬)

北鎌倉エリア

山門から境内奥まで連なる梅の木はおよそ130本と、その数の多さは鎌倉随一。色だけでなく形や大きさが異なる様々な種類の梅を楽しめる。

宝戒寺

宝戒寺

(2月下旬~3月中旬)

鎌倉駅東口エリア

鎌倉随一と言われる枝垂れ梅や、1本の木に白とピンクの花が咲く珍しい品種「思いのまま」など、境内には色とりどりの梅が咲き乱れる。

瑞泉寺

瑞泉寺

(3月上旬~3月中旬)

金沢街道エリア

枝垂れ梅から始まり、様々な種類の梅が咲き継ぐため長い期間楽しむことができる。また、本堂の前では天然記念物の黄梅も見られる。

荏柄天神社

荏柄天神社

(1月下旬~2月下旬)

金沢街道エリア

祭神の菅原道真が梅をこよなく愛したことから、境内には100本以上の梅の木が植えられている。本殿右側にある「寒紅梅」は鎌倉で一番早咲きの梅として知られ、1月中旬~下旬に咲く。

光則寺

光則寺

(2月下旬~3月上旬)

長谷エリア

樹齢200年~300年の古木をはじめ、一つの木に紅白の花をつける「思いのまま」やが黄緑色の「リョクガクバイ」など、さまざまな種類の梅が花を咲かせる。

長谷寺

長谷寺

(2月中旬~3月上旬)

長谷エリア

境内の至るところで梅が見られ、特に慈光殿や池の周囲に多く植わっている。また、経蔵前では、緑萼梅などの珍しい種類の梅も見ることが出来る。

鎌倉の梅の地図

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