ちょうしょうじ
長勝寺
(大町・材木座)
日蓮と四天王の像は迫力満点
長勝寺は、1263年創建の日蓮宗の寺院。本堂前の広場には宗祖・日蓮と四天王の像が安置され、その迫力ある大きさから長勝寺の象徴となっている。春には広場の入口に桜のトンネルができ、比較的観光客が少ないことから、隠れた桜の名所として人気を集めている。
日蓮が草庵を結んだ場所と伝わる寺
長勝寺は、鎌倉幕府を批判して伊豆に流罪となった日蓮が鎌倉に戻った際に、この地にあった石井長勝の邸内に布教の拠点となる草庵を結んだことが始まりとされている。この草庵は京都の本圀寺の前身と伝えられており、1345年に京都に移されている。その後、この跡地は石井長勝の名をとって石井山長勝寺として再興され、今日に至っている。ただし、日蓮が草庵を結んだ場所は、安国論寺や妙法寺とも言われており詳細なことは分かっていない。