かくおんじ
覚園寺
(金沢街道)
写真撮影不可の境内には鎌倉屈指の仏像が安置
覚園寺の愛染堂から先は写真撮影ができず、寺僧による拝観案内に参加しないと入ることはできない。本堂である薬師堂には、国の重要文化財である木造薬師堂如来像をはじめ、その左右に日光・月光菩薩、さらに周りには等身大の十二神将がずらりと並び、その様はまさに壮観。 その他にも貴重な文化財が豊富にあるため、拝観案内のタイミングを見計らって訪れたい。
鎌倉時代の風情が色濃く残る静寂の古寺
もともとは鎌倉幕府第二代執権・北条義時が建てた薬師堂が始まりで、再び元寇が起きないことを祈願する場所として1296年に覚園寺として改められた。それ以後は、足利尊氏をはじめ、その時々の為政者による手厚い保護を受けて守られてきた。多くの寺が時代によって変化していく中、覚園寺は今も鎌倉時代の風情を残す古寺として静寂に包まれている。