あまなわしんめいじんじゃ
甘縄神明神社
(由比ヶ浜)
源氏の信仰を集めた鎌倉最古の神社
甘縄神明神社は、710年に豪族の染屋太郎大夫時忠が、山上に神明宮、麓に神輿山円徳寺を建てたことに始まる神社。元々は「神明宮」や「神明社」と呼ばれていたが、円徳寺の寺号「甘縄院」から因み、1937年に社号を甘縄神明神社と改称した。円徳寺は1868年に神仏分離令で廃寺になっている。源頼朝の祖先である源頼義が、この神社で祈願した後に息子の義家を授かったことから、源氏の信仰を集めるようになった。頼義や義家は社殿を修復しており、頼朝も荒垣や鳥居を建てるなど、源氏との結びつきが強く、現在でも子授けのご利益があるといわれている。