かまくらかいひんこうえん いなむらがさきちく
鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区
(稲村ヶ崎)
鎌倉有数の景勝地で夕景の名所
鎌倉海浜公園は、由比ヶ浜から稲村ヶ崎の海岸線に面した自然公園。由比ガ浜・坂ノ下・稲村ガ崎の3つのエリアにある。稲村ガ崎地区は相模湾に突き出した岬を整備した公園で、「かながわ景勝50選」や「関東の富士見百景」に認定されている。展望台からの眺めは抜群で、晴れた日には江ノ島や富士山、伊豆大島などが見渡せる。特に夕景が美しいことで知られ、夕方になると多くの人で賑わうこともある。
新田義貞の伝説が残る国の史跡
この地は、1333年の鎌倉幕府攻めで武将・新田義貞が鎌倉入りのために通った場所。その際、新田義貞が潮が引くのを念じて海に剣を投げ入れたところ、たちまち潮が引き岬の南を周って鎌倉入りを果たした、という伝説が残されている。このことから1934年に「稲村ヶ崎(新田義貞徒渉伝説地)」として国の史跡に指定された。その他、公園内には1910年の七里ヶ浜沖の海難事故で犠牲になった兄弟をモチーフにしたブロンズ像(慰霊碑)や、近代細菌学の祖・コッホ博士が鎌倉を訪れた際の記念碑などが建てられている。
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