だんかずら
段葛
(若宮大路)
鎌倉で最も人気がある桜の名所
段葛とは鶴岡八幡宮の参道である若宮大路の中央を通る、二の鳥居から三の鳥居までの約500mの歩道のことを指す。段葛は「日本の桜名所100選」に認定されており、鎌倉でも最も人気のある桜の名所。時季になると両側の桜並木が見事なトンネルをつくり、夜には両側の提灯がライトアップされ昼間とは違う表情を見せる。
鎌倉幕府防衛のための独特な造り
段葛は1182年に源頼朝が妻・政子の安産祈願と、鎌倉の都市整備のために造営したもので、鶴岡八幡宮に近づくに連れて道幅が狭くなっていくという特徴がある。これは遠近法で道を実際の距離以上に見せる錯覚を起こし、敵が攻め込んできた際に混乱させるためと考えられている。実際に二の鳥居の道幅が約5mに対して出口は約3mしかなく、入口と出口それぞれから段葛を見ると距離が違って見える。
◆◆Attention◆◆
桜の時季は非常に混雑するが、平日の朝や夜は比較的空いていることが多い。