ほうこくじ
報国寺
(金沢街道)
鎌倉随一の竹庭を持つ「竹寺」
報国寺は、約1000本の孟宗竹が生い茂る竹庭で知られる寺院。竹庭には散策路やお茶席もあり、静寂の世界を心ゆくまで味わえる。また、毎週日曜日には坐禅体験が開催され、竹庭を歩く歩行禅や粥を食すなど他の禅寺とは違った坐禅を体験できる。
足利一族が眠る菩提寺
報国寺は、1334年に天岸慧広を開山として創建された禅寺。開基は足利尊氏の祖父・家時とされているが、家時は1284年に死没しているため、上杉重兼とも考えられている。足利氏の菩提寺として栄え、1438年の永享の乱の際は足利持氏の子・義久が報国寺で自害した。境内には、今も足利家時や足利義久のやぐらが遺されている。