あんこくろんじ
安国論寺
(大町・材木座)
四季を通じて様々な花が楽しめる寺
安国論寺は、日蓮が、日蓮宗の布教活動のために滞在し、弟子の日朗がその跡地の脇に「安国論窟寺」を建てたのが始まりだと伝わる古刹。四季を通じて様々な花が咲き、桜や紅葉シーズンでも比較的参拝客が少ないため穴場スポットとして人気。また、境内には富士見台という絶景ポイントもあるので、そちらもおすすめ。
四度の法難を受けた日蓮ゆかりの寺
日蓮宗の宗祖である日蓮は、1253年頃に鎌倉を訪れ、日蓮宗の布教を開始する。1260年に「立正安国論」を北条時頼に建白するが、幕府には受け入れられなかった。立正安国論の内容が知れ渡り、他宗の者の怒りを買うと、時頼からも政治批判とみなされ、流刑や襲撃事件など、四度の法難を受けた。境内の御小庵の裏にある「御法窟」は、その立正安国論を書いた場所とされている。
◆◆Attention◆◆
境内の山道や富士見台へ行く際は、動きやすい服装や靴がおすすめ。