京都の紅葉
(11月上旬~12月上旬)
鮮やかな色彩が寺社仏閣と調和する
紅葉が街全体を染める秋の京都。昼夜の寒暖差や湿気など、京都には紅葉が美しく色付く気候条件が揃っており、有名どころから穴場まで実に多彩な名所がある。例年11月上旬から紅葉が始まると、中旬~下旬にかけてピークを迎え、12月上旬の散り紅葉まで楽しめる。人気のエリアは、名所が集中する嵐山や岡崎・銀閣寺周辺で、幻想的なライトアップや朝の凛とした空気が味わえる早朝拝観を行う寺社もある。
余裕を持った行動と電車&徒歩移動が基本
紅葉シーズンは一年で最も観光客が多く、特に11月中旬~下旬は平日でも大混雑。有名な寺社は拝観待ちの行列ができ、道路渋滞や飲食店の混雑も凄まじい。こうした事情から1日で複数のエリアを回るのは難しく、エリアとスポットを絞って鑑賞するのが旅を楽しむポイント。移動は電車と徒歩が基本で、中心部でのバス移動はNG。バスでしか行けないスポットでも、近くまで電車で行き、そこからバスに乗るのが鉄則となる。また、ほとんどの寺社に駐輪場があるため、レンタサイクルも有効な移動手段のひとつ。宿や食事は早めに埋まってしまうため、遅くとも宿は9月中に、食事は1ヶ月前には予約しておきたい。また、京都の気温は東京などと比較して低いため、防寒対策を忘れずに。