高雄

3つの名刹を中心とした自然豊かな紅葉名所

高雄山と清滝川の自然に囲まれた紅葉の名所として知られる山間エリア。「三尾」とも称されるこのエリアは京都市内で最初に紅葉の見頃を迎え、山寺らしいダイナミックな紅葉が楽しめる神護寺や、境内を燃えるような紅葉が包む西明寺などの名所がある。また、数多くの国宝や文化財を有する世界遺産の名刹高山寺があり、蛙や兎のユニークな姿を描いた「鳥獣人物戯画」などを見ることができる。

川沿いをハイキングしながら嵐山・嵯峨野へ

高雄エリアへのアクセスはバスか車のみとなっており、紅葉シーズンは渋滞が起こるため早めの移動が望ましい。エリア内の移動はほとんどのスポットが近接しており高山寺神護寺間も徒歩20分ほどだが、高低差があるので履き慣れた靴が必須。神護寺からは錦雲渓と呼ばれる清滝川沿いを下る1時間の簡単なハイキングコースがあり、終点の清滝地区から更に下流へ進んで嵐山・嵯峨野方面へ行くのもおすすめ。

高雄エリアの主なスポット

神護寺

神護寺

お寺・神社

824年に創建された真言宗の古刹。高雄山の中腹に位置する広大な境内は、京都で最も早く紅葉が見られる名所。国宝・薬師如来立像をはじめ、貴重な文化財を数多くあることでも知られる。

西明寺

西明寺

お寺・神社

天長年間に空海の高弟・智泉が創建した真言宗の寺院。神護寺や高山寺とともに三尾の紅葉名所として知られ、境内は燃えるような紅葉に包まれる。春のミツバツツジの群生も見事。

高山寺

高山寺

お寺・神社、史跡・旧跡

奈良時代創建と伝わる世界遺産の古刹。国の史跡に指定されている境内には、兎や蛙のユニークな姿で有名な国宝「鳥獣人物戯画」をはじめ、1万点余りにも及ぶ文化財を有する。

岩戸落葉神社

岩戸落葉神社

お寺・神社

岩戸落葉神社は、鳥居と拝殿を共有する岩戸社と落葉社の2社から成る神社。黄葉の名所として知られ、高さ20mを超えるイチョウの木が、境内を覆い隠すような見事な色づきを見せる。

錦雲渓

錦雲渓

ハイキングコース

清滝川渓谷の高雄橋から清滝地区までの約3kmのハイキングコース。コースは東海自然歩道として整備されており、桜や新緑、ホタル、紅葉など四季折々の彩りも豊か。

高雄の地図