京都の梅

(2月下旬~3月下旬)

春の訪れを梅の香りと共に

爽やかな香りで京都の春を告げる梅の花。平安時代初期までは、花見といえば桜よりも梅が一般的で、京の都には古くからの梅の名所も点在している。特に、本数・種類共に京都随一の北野天満宮や、しだれ梅が周囲を埋め尽くす城南宮は、素晴らしい花景色が堪能できる人気スポット。多くの名所は2月下旬~3月中旬に見頃を迎えるが、随心院などの遅咲きの名所では3月下旬まで楽しめる。

北野天満宮

北野天満宮

(2月下旬~3月中旬)

西陣エリア

50種・約1,500本が咲き乱れる京都随一の名所。例年1月上旬に寒紅梅などが咲き始め、2月下旬から3月中旬のピーク時は境内一円が梅の香りに包まれる。珍種も多く、3月下旬まで楽しめるのも魅力。

梅宮大社

梅宮大社

(3月上旬~3月中旬)

桂離宮・鈴虫寺周辺エリア

境内一円に約550本の梅が咲く京都有数の名所。1本で紅白を咲き分ける「思いのまま」や、枝が金色の「金枝梅」などの珍種も含めて約35種が植えられ、早咲きの2月中旬から遅咲きの3月下旬まで楽しめる。

城南宮

城南宮

(3月上旬~3月下旬)

伏見エリア

約150本のしだれ梅が咲き乱れ、白とピンクの華やかな花が周囲を埋め尽くす圧巻の風景が広がる。ピークは例年3月中旬ごろで、ツバキとの共演も見所のひとつ。

二条城

二条城

(3月中旬~3月下旬)

二条城・京都御所周辺エリア

梅林を中心に約130本が植えられ、紅梅、白梅、桃色梅など様々な梅が花を咲かせる。内掘や天守台といった二条城ならでは風景との調和も楽しめる。

隨心院

隨心院

(3月中旬~3月下旬)

醍醐エリア

梅園に200本以上の梅があり、中でも「はねず梅」と呼ばれる濃いピンクの花が特徴の遅咲きの梅で知られる。見頃は例年3月下旬と比較的遅め。

京都御苑

京都御苑

(3月上旬~3月中旬)

二条城・京都御所周辺エリア

約200本が咲く梅林では、白梅や紅梅、1本の木に異なる色を咲き分ける「思いのまま」などが見られる。八重咲きの紅梅「黒木の梅」も見事。

雲龍院

雲龍院

(3月上旬~3月下旬)

伏見稲荷・東福寺周辺エリア

本数は多くないが、丸窓の「悟りの窓」越し見る紅梅は風情がある。立派な枝ぶりの白梅もあり、3月下旬には「はねずの梅」と呼ばれる紅梅と、河津桜の共演も楽しめる。

京都府立植物園

京都府立植物園

(2月下旬~3月中旬)

上賀茂・下鴨エリア

2ヵ所の梅林で、約60品種・150本が優美に花を咲かせる。1本の木に白や薄紅など異なる色の花が咲く「思いの侭」や、黄緑色のが特徴の「緑萼」などの珍種も。

京都の梅の地図

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