醍醐

花々が彩る大石内蔵助ゆかりの地

滋賀県に隣接する山科盆地に広がるエリア。京都随一の桜の名所・醍醐寺をはじめ、小野小町ゆかりの梅の名所・隨心院や多彩な花が咲き乱れる勧修寺、散り紅葉が有名な毘沙門堂、桜と菜の花の共演が見事な山科疏水など、豊かな自然を楽しめるスポットが多い。忠臣蔵で有名な大石内蔵助隠棲した地としても知られており、大石神社岩屋寺などゆかりの寺社も点在している。また、「働く女性の守り神」として信仰される折上稲荷神社や、安産や授乳の御利益をもたらす薬師如来像を祀る法界寺といった個性的な古寺社もあり、多彩な見所が揃うエリアとなっている。

移動は徒歩中心のため時間に余裕を持って

各スポットは、エリア内を南北に走る地下鉄東西線の駅周辺に点在しているが、最寄り駅から離れているスポットが多い。移動は徒歩が中心になるが、休憩できる飲食店も少ないため、歩きなれた靴で余裕を持って回りたい。また、醍醐寺は山麓の下醍醐と山中の上醍醐に分かれており、一般的には下醍醐のみ拝観する人が多い。

醍醐エリアの主なスポット

醍醐寺

醍醐寺

お寺・神社、史跡・旧跡、庭園

874年に創建された真言宗醍醐派の総本山。豊臣秀吉の「醍醐の花見」で知られる京都随一の桜の名所で、シダレザクラの巨木をはじめ、約800本の桜が境内を春色に染め上げる。

大石神社

大石神社

お寺・神社

1935年に創建された大石内蔵助を祭神とする神社。全国の崇敬者によって建てられた神社で、討ち入りを果たした12月14日に行われる「山科義士まつり」が有名。御神木のシダレザクラも見事。

勧修寺

勧修寺

お寺・神社、庭園

春から夏にかけて多彩な花が咲き乱れる花の名所。中でもスイレンとハスの名所として知られており、桜と紅葉を静かに楽しめる穴場にもなっている。

隨心院

隨心院

お寺・神社、史跡・旧跡、庭園、体験

991年に創建された真言宗善通寺派の大本山。小野小町ゆかりの寺として知られ、小野小町が使ったとされる井戸や、恋文を供養した文塚などが残っている。京都有数の梅の名所でもある。

毘沙門堂

毘沙門堂

お寺・神社、庭園

703年に創建された天台宗の門跡寺院。桜と紅葉の名所として知られており、特に勅使門へと続く参道の散り紅葉が有名。だまし絵の「動く襖絵」やどこから見ても目が合う「天井龍」も見所。

山科疏水

山科疏水

散策路

琵琶湖から京都市内に水を引くために造られた琵琶湖疎水の一部。疎水沿いは、緑豊かな散策路として整備され、約660本の桜が咲き誇る名所として知られている。

醍醐の地図