かみがもじんじゃ
上賀茂神社
(上賀茂・下鴨)
神聖な雰囲気の境内は世界遺産と桜の名所
上賀茂神社は、678年に創建された京都最古級といわれる神社。神聖な雰囲気が漂う境内には60棟以上の建造物が建ち並び、国宝の本殿と権殿をはじめ41の重要文化財の建築物などがある。1993年には境内が国の史跡に、翌年には世界遺産として登録された。桜の名所としても知られており、斎王桜や御所桜などの名称が付いたシダレザクラは見応え抜群。
人々の信仰を集めた雷の力を持つ祭神
祭神として賀茂別雷大神を祀ることから、正式名称を「賀茂別雷神社」という。賀茂別雷大神は強力な雷の力を持ち、厄除けや電気産業の守護神として飛鳥時代から人々や皇室からの崇敬を受けて、伊勢神宮に次ぐ格を与えられていた。また、下鴨神社と呼ばれる賀茂御祖神社の祭神・玉依媛命の息子であり、両社は合わせて「賀茂神社」と総称され、5月には例祭・賀茂祭(葵祭)が行われている。