とうじいん
等持院
(金閣寺周辺)
四季折々の花が楽しめる美しい庭園
等持院は、1341年に室町幕府初代将軍・足利尊氏が建立した臨済宗の禅寺。境内の東西には、1年を通じて様々な花が楽しめる庭園があり、特に西側の庭はサツキの名所としても知られる。また、霊光殿には歴代足利将軍の坐像が安置されており、精巧に作られた木像の数々は必見。
足利尊氏ゆかりの菩提寺
等持院は元々「北等持寺」という名称であり、かつて存在した「等持寺」の別院として建てられた。等持寺は応仁の乱で焼失し、後に北等持寺に統合される。開基である足利尊氏の死後、尊氏の関西での戒名「等持院」へと寺号を改称し、足利氏の菩提寺として栄えた。尊氏の墓所としても知られており、庭園には宝篋印塔が残されている。