こうえつじ
光悦寺
(金閣寺周辺)
趣ある境内に広がる紅葉風景
光悦寺は、1656年創建の日蓮宗の寺院。境内は芸術家・本阿弥光悦が住んでいた屋敷一帯を改めたもので、趣の異なる7つの茶室や独特の竹垣「光悦垣」があることで知られている。紅葉が美しいことでも有名で、特にアーチのようにカエデが連なる参道や、鷹峰三山の山々が赤く染まる景色は見事。
様々な芸術家が集まった芸術村
光悦寺の起源は、1615年に徳川家康から鷹ヶ峯の地を与えられた本阿弥光悦が営んだ「光悦村」からなる。書道や茶道、陶芸、造園などにも精通する総合芸術家であった光悦は、この地に様々な分野の文化人や職人、芸術家を集めて芸術の集落を築きあげた。光悦は熱心な日蓮宗徒であったため、光悦の没後に屋敷一帯を日蓮宗の寺院として改めた。境内には光悦や一族の墓地も残されている。