とりやさ
鳥彌三
(四条河原町)
鶏の旨味を堪能する濃厚水炊き
鳥彌三は、1788年創業の水炊き専門店。名物の水炊きは、鶏ガラと水だけを3日間炊いた真っ白なスープが特徴。鶏の脂や旨味が溶け込んだスープは、さらっとしていながらも濃厚で味わい深い。こだわりの具材には京野菜や京豆腐などの地場食材、丹波地鶏や名古屋コーチンの生後3ヶ月までの雌鳥を使用している。具材は自家製ポン酢で食べ、スープはスープだけで味わうスタイルとなっており、最後は雑炊にしてその旨味を余すことなく堪能できる。水炊きは昼夜共に先付、鳥肝、香物、水物がついた「鶏のお水炊き」(12,960円)で味わえる。また、昼には「お昼の京会席」(8,400円)や「鴨川御膳」(3,888円)もある。登録有形文化財に指定されている建物は築200年以上が経過しており、坂本龍馬が水炊きを楽しんだという部屋もあるなど、随所に歴史を感じさせる。5月~9月は川床も開かれる。