しょうこくじ
相国寺
(二条城・京都御所周辺)
有名寺院をはじめ多くの塔頭に有する名刹
相国寺は、京都五山第二位に列する臨済宗相国寺派の大本山。広大な境内には、水上勉の直木賞受賞作品「雁の寺」の舞台となった瑞春院(非公開)をはじめとする13の山内塔頭があり、山外塔頭には金閣寺、銀閣寺を有する。伽藍は春と秋のみ特別公開されており、法堂の天井に描かれた「蟠龍図」や庭園の紅葉が美しい開山堂は特に見応えがある。また、常時開館している承天閣美術館も見所の一つ。
境内には史上最も高い七重の塔があった
相国寺は、1382年に足利義満によって建てられた臨済宗の寺院。相国とは、創建時の義満の地位・左大臣の中国名「相国」に由来している。京都最大の禅宗寺院の1つとして栄え、日本様式の仏塔としては史上最も高い109mの塔「七重大塔」などがあったが、度々見舞われた火災により焼失。現在の伽藍の大部分は江戸時代後期に再建された。
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