きょうとふちょうきゅうほんかん
京都府庁旧本館
(二条城・京都御所周辺)
桜と調和するルネサンス建築
京都府庁旧本館は、1904年に建てられたルネサンス様式の建築物。1971年まで京都府庁の本館として使われ、現在も執務室や会議室として使用されている。創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のもので、国の指定重要文化財。外観は、正面の屋根を中心に左右両翼に対称に張り出した形で、西洋近世の大邸館を彷彿とさせる。内部は、優れた和の技術が巧みに取り入れられており、工芸品のような美しい意匠が随所に施されている。中庭は名庭師・七代目小川治兵衛の設計で、洋館と桜の共演が楽しめるという珍しいスポット。内部は一般公開もされており、旧知事室や旧議場、正庁などを見学することができる。
Photo by 京都府庁旧本館
Photo by パパラッチ - フォト蔵