いまみやじんじゃ
今宮神社
(西陣)
玉の輿の代名詞・桂昌院縁の地
今宮神社は、平安時代中期に建立された疫病を鎮めるための神社。八百屋の娘から徳川家光の側室にまで上り詰めた桂昌院(お玉の方)に縁があることから「玉の輿神社」と呼ばれ、玉の輿の御利益を求める女性から人気を集めている。広々とした境内には11の社があり、技芸上達や遠距離恋愛を持続させるという織姫社、病気回復のパワーストーン・阿呆賢さんなど見所が満載。春には京都三大奇祭の一つであるやすらい祭や今宮祭など、歴史ある祭りも行われる。
起源は平安時代の疫病鎮めの祭り
今宮神社は、994年に船岡山に建立された社を起源とする神社。1001年に現在の地に祭神を奉遷して社が建つが、応仁の乱などの戦火で荒廃。その後1694年に、西陣出身で今宮神社への信仰が厚かった桂昌院により、社殿や祭りが復興された。かつてこの地域では、疫病が流行する度に御霊会を行っており、中でも994年に行われた「紫野御霊会」は、現在の今宮祭の起源として伝わっている。