れいかんじ
霊鑑寺
(岡崎・銀閣寺周辺)
雅やかな寺宝の残るツバキと紅葉の名所
霊鑑寺は、1654年に後水尾天皇が皇女・月江宗澄を開基として創建した臨済宗南禅寺派の尼門跡寺院。代々皇女や皇孫女が住職を務め、1890年までは伏見宮の尼僧が門跡として在院していた。境内には狩野派による豪華な障壁画が描かれた書院や、入寺した幼い尼宮が遊んでいた御所人形、かるたなど、皇室ゆかりの様々な寺宝が残されている。また、境内は30種類以上のツバキが植わる「椿寺」としても有名なほか、秋には樹齢350年以上のカエデが鮮やかに色づく紅葉の名所としても知られる。通常非公開だが、毎年春と秋の数日間のみ特別公開を行っており拝観が可能。