芬陀院

（伏見稲荷・東福寺周辺）

画聖・雪舟ゆかりの「雪舟寺」

芬陀院は、元亨年間に関白・一条内経が創建した東福寺の塔頭。一条家の菩提寺として開かれ、雪舟が手掛けた枯山水庭園「鶴亀の庭」があることから「雪舟寺」とも呼ばれている。静寂に包まれた穴場的な寺で、縁側に座って抹茶を味わいながらのんびりと鑑賞できる。また、茶関白と呼ばれた一条恵観ゆかりの茶室もあり、円窓から望む庭園風景も見所のひとつ。

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芬陀院の主な見所

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雪舟庭園（鶴亀の庭）

動く亀石の逸話が残る

室町時代に雪舟が作庭したと伝わる庭園。京都最古の枯山水庭園のひとつとされ、石組みで鶴と亀を表現していることから「鶴亀の庭」とも呼ばれている。向かって右側の亀島に載っている石には『庭が完成した夜に石組の亀が手足を動かして這っていたため、雪舟が甲羅の部分に大きな石を載せて動かないようにした』という逸話が残されている。庭園は火災などにより一時荒廃したが、1939年に重森三玲により復元された。

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図南亭（恵観堂）

茶関白・恵観ゆかりの茶室

茶道に造詣が深かった一条恵観が茶を楽しんだと伝わる茶室。宝暦年間に火災で焼失したが、1969年の恵観三百年忌法要にあたり再建され、恵観堂と名付けられた。境内には恵観が愛好した勾玉の手水鉢や崩家形燈籠が残されている。また、内部の円窓からは、鶴亀の庭を修復した際に重森三玲が作庭した東庭が眺められる。

芬陀院のピックアップポイント

抹茶

心静かに贅沢なひとときを

縁側の座布団に座って、鶴亀の庭を眺めながら抹茶を味わえる。茶菓子には、雪舟の絵にちなんだオリジナル銘菓「雪舟」が付く。

料金：600円

芬陀院の基本情報

アクセス	JR奈良線「東福寺駅」から徒歩10分京阪電気鉄道本線「東福寺駅」から徒歩10分
住所	〒605-0981 京都府京都市東山区本町15-803
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電話番号	075-541-1761
定休日▼	無休
拝観時間	【4月～11月】9:00～17:00 【12月～3月】9:00～16:00
拝観料	大人300円、小・中学生200円
所要時間（目安）	20分程度
クレジットカード
駐車場	あり（30台 ※東福寺駐車場。無料、紅葉の期間の10月下旬～12月上旬は駐車不可）
ホームページ	芬陀院（Wikipedia）
備考