Photo by 艾力克~~ - flickr

興聖寺

こうしょうじ

興聖寺

(宇治)

境内を華やかに染める紅葉とサツキの名所

興聖寺は、1233年に曹洞宗開祖道元が創建した、日本曹洞宗最初の寺院。比叡山延暦寺からの弾圧や応仁の乱などによって荒廃し廃絶するが、1649年に永井尚政によって再興された。境内は一直線上に伽藍が並ぶ「禅宗様」の伽藍配置が特徴的で、法堂では道元作と伝わる本尊・釈迦牟尼仏坐像や伏見城遺構である血天井などを拝観できる。琴坂と呼ばれる約200mの参道を色とりどりの紅葉が彩る名所として知られるほか、初夏には新緑の境内に色鮮やかなサツキの花が咲き誇る。

興聖寺の主な見所

興聖寺の琴坂

琴坂

自然に囲まれた緩やかな坂道

入口から竜宮山門に至るまでの約200mの参道。脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音のように聞こえることや、坂の形が琴の形に似ていることから名づけられたといわれている。秋には紅葉のトンネルができる名所として知られており、宇治十二景の一つにも数えられている。

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興聖寺の法堂

法堂

道元作と伝わる本尊を祀る

1649年に伏見城遺構を移築して建てられた堂。廊下の天井は伏見城の戦いで自刃した武士たちの供養のため「血天井」となっており、現在も手や足の形が確認できる。また、廊下は鶯張りで、踏みしめると独特の音が鳴る。本尊の釈迦牟尼仏坐像は、開山道元によって作られたものと伝わる。

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興聖寺の手習観音

手習観音

源氏物語の古跡ゆかりの像

平安時代後期に小野篁によって作られたと伝わる木造聖観音菩薩立像で、この像は元々、源氏物語に登場する「手習の杜」に祀られていたため「手習観音」の名で親しまれている。像の右足が少し立っているのが特徴で、これは人々の願いを聞いて一歩動きだそうした時の姿を表している。

興聖寺の季節の花の見頃

5月下旬~6月上旬

興聖寺のサツキ

サツキ

庭園の様々なところに丸く刈り込まれたサツキが植えられており、初夏の境内に鮮やかな花が彩りを添える。

Photo by robertkimc…

11月下旬~12月上旬

興聖寺の紅葉

紅葉

琴坂と呼ばれる約200mの緩やかな坂道を、色とりどりの紅葉がアーチのように連なる。

Photo by negishi_ke…

興聖寺のピックアップポイント

坐禅体験・写経体験

静かな境内で心を落ち着かせる

坐禅は定期的に行われているものと、随時体験可能な2種類がある。随時体験可能な坐禅と写経は、体験終了後にそのまま堂内拝観が楽しめる。

【定期坐禅会】
日時:毎月第1・第3日曜日 9:00~10:00
料金:無料
内容:坐禅2回・粗茶
※時間がある人は粗茶後に作務(境内の清掃等)を行う。
※予約不要だが、初心者は事前連絡が必要。

【坐禅体験・堂内拝観】
時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
料金:500円
内容:坐禅(約30分)、堂内拝観
※事前予約が必要。

【写経体験・堂内拝観】
時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
料金:1,000円
内容:写経(約30分~1時間程度)、堂内拝観
※事前予約が必要。

詳細:公式HP

興聖寺の基本情報

アクセス京阪電鉄宇治線「宇治駅」から徒歩15分
JR奈良線「宇治駅」から徒歩20分
住所〒611-0021 京都府宇治市宇治山田27-1
地図 大きな地図を見る  周辺のスポットを探す
電話番号0774-21-2040
定休日▼ 無休
拝観時間【境内】自由
【本堂】9:00~16:30
拝観料【境内】無料
【本堂】300円
所要時間(目安)40分程度
予約
クレジットカード
駐車場あり(20台 ※無料)
ホームページ興聖寺公式HP
興聖寺(Wikipedia)
備考

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