びしゃもんどう
毘沙門堂
(醍醐)
参道を埋め尽くす真紅の散り紅葉
毘沙門堂は、703年に創建された天台宗の門跡寺院。寺伝によると、相国寺の北側に創建された出雲寺が起源で、最澄手彫りの毘沙門天像を安置したことから、毘沙門堂と呼ばれるようになった。平安末期以降は度重なる戦乱で荒廃するが、1665年に天海と公海によってこの地に再建され、公弁法親王が入寺して門跡寺院となる。山腹に位置する境内は、豊かな自然に囲まれた桜と紅葉の名所で、特に勅使門へと続く参道の散り紅葉を目当てに多くの人が訪れる。また、見る角度によって絵が変化するだまし絵の「動く襖絵」や、どこから見ても目が合う「天井龍」も見所。
◆◆Attention◆◆
散り紅葉は、ある程度積もると掃除されてしまうため見られないこともある。