てらだやあと
寺田屋跡
(伏見)
坂本龍馬ゆかりの寺田屋事件の舞台
寺田屋跡は、坂本龍馬が定宿としていた旅館・寺田屋の跡地。1862年に尊皇派の薩摩藩士が同藩の島津久光によって鎮圧された「寺田屋騒動」と、1866年に坂本龍馬が伏見奉行によって襲撃された「寺田屋遭難」の2つの事件を総称する「寺田屋事件」の舞台として知られている。また、寺田屋遭難の際に『入浴中のお龍が伏見奉行に気づいて、風呂から裸のまま裏階段を駆け上がり龍馬に危険を知らせた』という逸話も残っている。当時の寺田屋は鳥羽・伏見の戦いで焼失しており、跡地は庭園として整備され、坂本龍馬の銅像や薩摩九烈士碑などが建てられている。また、隣接する寺田屋は、寺田屋事件とは関係がないため注意(詳細は下記)。
◆◆Attention◆◆
跡地に隣接する寺田屋は、当時の寺田屋が焼失した後に再建された建物。内部では、寺田屋事件に関する「弾痕」や「刀傷」、「お龍が入っていた風呂」などを当時のものとして説明しているが、建物が焼失したことは京都市の公式見解として発表されているので誤解しないように注意したい(詳細)。