京都府庁旧本館の桜
(3月下旬~4月上旬)
ルネサンス様式の洋館の中庭に、6種・7本の桜が咲き誇るという珍しいスポット。建物と桜が織りなす美しい風景が広がり、回廊式の廊下からも窓越しに多彩な桜景色を楽しめる。中央の見事なしだれ桜は、円山公園の初代しだれ桜の孫にあたる由緒ある木で、「衹園しだれ桜」と呼ばれる。また、大島桜と山桜の特徴を合わせ持つ「容保桜」という珍しい品種もあり、京都府庁の敷地が京都守護職の上屋敷跡であることから、当時の守護職・松平容保の名をとって命名された。例年、遅咲きの紅八重しだれ桜を除いてほぼ同時期に見頃を迎え、開花に合わせて観桜祭も開催される。