げんこうあん
源光庵
(金閣寺周辺)
窓越しに広がる紅葉風景を楽しむ
源光庵は、1346年に創建された曹洞宗の寺院。こじんまりとした寺院だが、紅葉シーズンには入場規制もかかる紅葉の名所として知られる。特に本堂内の「悟りの窓・迷いの窓」の向こう側に広がる趣のある紅葉風景が人気を集めている。また、伏見城の遺構を移築した血天井も有名で、現在でもくっきりと残された足跡などを見ることができる。
大寺院の住職の隠居場所だった寺院
源光庵は、元々は大徳寺の第2世住職・徹翁の隠居所として建てられた。当初は臨済宗大徳寺派に属していたが、1694年に衰微していた源光庵を再興した卍山道白によって曹洞宗へと改宗された。現在の本堂は、卍山道白に帰依していた金沢の富豪・中田静家によって寄進されたと伝わる。