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室町時代の華やかさを碁盤で体感
数点の寺宝が展示されている部屋。一番の見所は、四季の植物が金色の塗料で描かれた「四方蒔絵碁盤」。豊臣秀吉と徳川家康が伏見城で対局した際に使用したもので、碁笥にも豊臣家と徳川家の家紋が華やかに描かれている。その他にも、狩野探幽筆の達磨図や、1583年の銘が残された現存する日本最古の火縄銃などが公開されている。
宇宙の真理である阿吽を表現
書院に面した枯山水庭園で、臨済宗の宗祖である臨在義玄が住んでいた中国・滹沱河から名づけられた。右端の石を「阿の石」、左端の石を「吽の石」として宇宙の真理を表す阿吽に見立てていることから「阿吽の庭」とも呼ばれている。また、この2つの基礎石は、豊臣秀吉が建立した聚楽第の遺構ともいわれている。
日本最小の石庭で大海を感じる
1960年に鍋島岳生が作庭した枯山水庭園。書院と方丈の間に位置する坪庭で、日本最小の石庭と呼ばれている。白砂に5つの石を配し、一滴の波紋が渓流となり、やがて大河、大海となる様を表現している。晴れた日には建物の隙間から光が差し込み、一味違った風情が楽しめる。
屏風にはキツネの逸話が残る
表門や玄関と共に創建当初から残る建物で(重文)、室中の間には本尊の釈迦如来坐像(重文) を祀っている。狐窟と呼ばれる下間にある屏風・白蔵主には逸話があり、『家業不振に悩む人が行者に相談したところ「家にキツネを描いた掛け軸や屏風があれば、そのキツネは修行者で、更に修業をしたがっているので寺に納めるように」と言われ、龍源院に納められた』といわれている。
アクセス | 京都駅から市バス「101・205・206系統」乗車約42分、「大徳寺前」下車徒歩2分。
京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩20分。 |
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住所 | 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町82-1 大徳寺内 |
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電話番号 | 075-491-7635 |
定休日▼ | 4月19日、その他法要により不定休(要確認) |
拝観時間 | 9:00~16:30 |
拝観料 | 大人350円、高校生250円、小・中学生200円 |
所要時間(目安) | 30分程度 |
クレジットカード | |
駐車場 | あり(40台 ※大徳寺駐車場。最初の2時間500円、以降30分ごとに100円) |
ホームページ | 龍源院(Wikipedia) |
備考 |
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