同聚院

京写真AC

不動明王坐像

藤原時代の代表彫刻の一つ

本堂に安置されている像高265cmの巨大な本尊（重文）。名仏師・定朝の父である康尚の作で、忿怒の中にも優美さをたたえた表情が特徴となっている。火除けをはじめ除災の霊験あらたかな不動として古来より厚く信仰され、地元では「じゅうまん不動さん」として親しまれている。「じゅうまん」の由来は、土地の守護を表す「土力」、又は十万の一族・従者を従えるという意味の「十万」の二文字を一字にした文字と考えられている。

モルガンお雪の墓

「日本のシンデレラ」と呼ばれた祇園の芸妓

境内の墓地に眠るモルガンお雪の墓。お雪（本名は加藤ユキ）は、祇園の芸妓でアメリカの富豪ジョージ・デニソン・モルガンに見初められ結婚した人物。当時4万円（現在の数億円）という莫大な身請け金が話題となり「日本のシンデレラ」と呼ばれた。2人は1904年1月20日に結婚し、1月20日は「玉の輿の日」となっている。