しょうほうじ
正法寺
(清水寺周辺)
京都市内を一望できる京洛眺望の地
正法寺は、延暦年間に最澄が開創した霊山寺を起源とする時宗の寺院。創建当初は天皇の勅願所として栄えるがその後荒廃し、1383年に国阿によって正法寺と改められ再興された。かつては14もの塔頭を数える大寺院であったが、明治時代以降衰微し、現在は本堂と庫裏などを残すのみとなっている。境内は山の中腹に位置することから、眺望の美しい「京洛眺望の地」として古来より庶民の憩いの場となっており、現在でも八坂の塔や京都タワーなどの京都市内をはじめ、遠くは大坂城まで望むことが出来る。また、見頃でもゆっくりと紅葉が楽しめる穴場スポットでもある。
◆◆Attention◆◆
・仏像の拝観や説明を希望する場合は、事前に電話予約が必要。
・階段が多いため、歩きやすい靴で訪れるのが望ましい。