じょうしょうじ
常照寺
(金閣寺周辺)
名妓・二代目吉野太夫ゆかりの花寺
常照寺は、才色兼備な寛永三名妓のひとりとして有名な二代目吉野太夫ゆかりの寺院。境内には「吉野門」と呼ばれる山門や墓、茶室など二代目吉野太夫ゆかりの見所があり、毎年4月には法要行事も行われる。また、ツツジやアジサイ、ハス、ツバキなど四季の花々を楽しめる花寺としても知られ、特に桜と紅葉の季節は多くの人で賑わっている。
鷹峯山麓に佇む名檀林
常照寺は、本阿弥光悦が日乾を招いて1616年に創建した日蓮宗寺院。1627年に学寮・鷹峯檀林が創設され、最盛期には200人以上の学僧を抱えたが、明治期の学制発布により廃止された。また、吉野太夫は日乾のもとで仏法を学んだ熱心な信者で、朱塗りの山門を寄進している。