とうじ
東寺
(京都駅周辺)
世界遺産の境内で数々の国宝を楽しむ
東寺は、796年に創建された東寺真言宗の総本山。広大な境内には京都のシンボル・五重塔をはじめとする国宝80点、重要文化財2万点が収蔵されており、国宝指定の仏像はほとんどが常時拝観できる。文化財だけでなく、毎月20万人が訪れる「弘法市」や、高さ12mの不二桜を中心としたライトアップなどの催し、毎朝行われる「生身供」などの法要も必見。
国の鎮護の願いが込められた寺院
東寺は、794年の平安京造営時に創建が開始された国立寺院。羅城門を中心に東西に置かれた大寺の一つで、かつては対になる西寺があった。「教王護国寺」という名称でも知られ、これには国の鎮護という願いが込められている。823年に嵯峨天皇が、唐で新しい仏教・密教を学んで帰国した空海に東寺を下賜したことにより、真言密教を学ぶ道場としても栄えた。