しんせんえん
神泉苑
(二条城・京都御所周辺)
竜神が住む心願成就のパワースポット
神泉苑は、794年に創建された東寺真言宗の寺院。平安京造営当時の遺蹟として国の史跡に登録されている境内は、空海が雨乞いの際に呼び寄せた竜神が住むという法成就池や、願いを叶える法成橋などのパワースポットがあることで知られる。また、100年以上に渡って続く神泉苑狂言や、京都三大祭りの一つである祇園祭発祥の地としても有名。
現在の16倍もの広さを誇った大庭園
神泉苑は、平安京の大内裏に接して造営された禁苑が起源。かつては歴代天皇や貴族の遊宴の地として南北約500メートル、東西約240メートルに及ぶ広大な境域を誇ったが室町時代以降は衰退し、江戸時代の二条城造営により著しく規模を縮小した。干ばつの際に祈雨の法要を行った神聖な場所でもあり、古くは小野小町や空海、静御前による雨乞いが行われた。