しょうごいんもんぜき
聖護院門跡
(岡崎・銀閣寺周辺)
天皇家との関係も深い山伏の寺
聖護院門跡は、1090年に天台宗の僧・増誉が、白河上皇の熊野御幸の際に先達を務め、その功により下賜された寺。修験宗の本山派という寺院の総本山として多くの山伏から信仰されたが、1872年の修験宗廃止令で天台宗に統合された。その後1946年に本山修験宗として天台宗から独立した。代々、法親王が入寺する門跡寺院として高い格式を誇り、江戸時代後期に2度仮皇居として使用されるなど皇室と深い関わりを持つ。このことから「聖護院旧仮皇居」と称され、1935年には国の史跡に指定されている。寺内の大部分は拝観に予約が必要だが、参拝所のみ予約なしで拝観可能。参拝所には聖護院内で最も古い不動明王立像や逆手の阿弥陀如来像などが公開されている。
◆◆Attention◆◆
拝観の事前予約は、はがきでの応募のみ。予約なしで拝観可能な特別拝観日もある(要確認)。