ひでんいん
悲田院
(伏見稲荷・東福寺周辺)
貴重な仏像や襖絵を間近に拝観
悲田院は、1308年に創建された泉涌寺の塔頭寺院。悲田院とは孤児や身寄りのない老人のための福祉施設のことで、無人如導が平安京にあった悲田院を四宗兼学の寺院として再興したのが、同院の始まりとされている。その後、1646年に永井直清によって現在の場所に移され、泉涌寺の塔頭となった。境内はこぢんまりとしているが、本堂には右手を与願印とする本尊「逆手の阿弥陀如来立像」や、快慶作の宝冠阿弥陀如来坐像などが祀られ、土佐光起・土佐光成や橋本関雪などの襖絵もある。また、泉山七福神巡りの毘沙門天を祀っていることでも知られている。境内は高台にあるため、京都市内を一望できる景色も見所。
◆◆Attention◆◆
堂内の拝観は基本的に予約制。予約しなくても対応してくれることもあるが、対応できない場合が多い。
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Photo by Jagar Mogar - f…