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双林院(山科聖天)

そうりんいん(やましなしょうてん)

双林院(山科聖天)

(醍醐)

晩秋の散り紅葉が境内を埋め尽くす

双林院は、1665年に創建された毘沙門堂塔頭寺院。毘沙門堂を再興した公海によって創建され、本尊に大聖歓喜天を祀ることから「山科聖天」と呼ばれている。こぢんまりとした境内は、静寂に包まれた紅葉の穴場となっており、隣接する毘沙門堂と同様に風情ある散り紅葉を楽しめる。不動堂には比叡山焼き討ちで損傷した仏像の部材で造られた珍しい不動明王像が安置されており、建物自体も堂内で護摩が焚ける珍しい構造となっている。

双林院(山科聖天)の主な見所

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双林院(山科聖天)の聖天堂

聖天堂

霊験あらたかな「山科の聖天さん」

1868年の建立で、秘仏の本尊・大聖歓喜天像を祀っている。本尊は、毘沙門堂門主・公遵法親王念持仏を賜ったもので、頭は象、首から下は人間の姿をした二体が向かい合って抱擁しており、夫婦円満や子授けなどの御利益があるとされる。 他にも、70体近い聖天像を安置しており、中には武田信玄が出陣の際、兜に入れていたと伝わる聖天像も奉納されている。

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双林院(山科聖天)の不動堂

不動堂

比叡山焼き討ちから生まれた本尊

1883年の建立で、比叡山無動寺より勧請された不動明王像を安置している。不動明王像は、様々な仏像の約300の部材を組み合わせて造られたもので、頭部には如来の螺髪があり、その頂点には楊枝状の部材約100本が納められている。これらの部材は、織田信長の比叡山焼き討ちで損傷した仏像のもので、二度と悲劇が起きないよう仏師が祈りを込めて造ったと伝わる。また、堂内は護摩が焚ける特殊な構造になっており、上層階が煙突の役割を果たしている。

双林院(山科聖天)の季節の花の見頃

11月下旬~12月上旬

双林院(山科聖天)の紅葉

紅葉

錦秋に染まる境内を静かに楽しめる穴場。特に、参道の石段や不動の滝など、辺り一帯に敷き詰められた散り紅葉は美しく、雨上がりは一層風情が増す。

Photo by tak440224 …

双林院(山科聖天)の基本情報

アクセスJRまたは京都市営地下東西線「山科駅」から徒歩20分
京阪電気鉄道京津線「京阪山科駅」から徒歩20分
住所〒607-8003 京都府京都市山科区安朱稲荷山町18-1
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電話番号075-581-0036
定休日▼ 無休
拝観時間9:00~17:00
拝観料無料
所要時間(目安)10分程度
クレジットカード
駐車場あり(5台 ※無料)
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備考

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