くらまでら
鞍馬寺
(鞍馬・貴船)
様々な伝承が残る神聖なパワースポット
鞍馬寺は、770年に鑑禎によって創建された寺院。鞍馬山に広がる境内は京都屈指のパワースポットとして知られ、尊天の宿る金剛床や心願成就の御神木のある由岐神社では、特に強力なパワーを授かれる。650万年前に金星から降り立った護法魔王尊伝説や天狗伝説、牛若丸の幼名で知られる源義経ゆかりの地としても有名で、様々な伝承の残る見所が点在している。また、仁王門~奥の院魔王殿を経てそのまま山伝いに歩き、貴船神社を併せて参拝するハイキングコースとしても人気がある。
三位一体の尊天を信仰する寺院
鞍馬寺は、開基の鑑禎が鞍馬山の草庵に毘沙門天像を祀ったのが起源の寺院。796年に藤原伊勢人が千手観音をこの草庵に祀り寺院として開かれ、1229年に青蓮院門跡の座主が鞍馬寺の検校に就いたため、近年まで天台宗の寺院として支配下に置かれた。その後、1949年に毘沙門天・千手観音と、独自に信仰している護法魔王尊を三位一体の「尊天」と呼ぶ鞍馬弘教へ開宗・独立した。
◆◆Attention◆◆
・坂道や階段、足場の悪い道もあるので動きやすい服装が望ましい。特に冬場は路面の凍結や降雪に注意。普明殿では杖の貸し出しも行っている。
・本殿金堂~奥の院~貴船への道には明かりがないため、時間帯や天候によってはライトの携帯が必須。また、携帯電話が通じにくいことや動物の出没にも注意。