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長建寺

ちょうけんじ

長建寺

(伏見)

一足早い春の訪れを楽しむ桜の名所

長建寺は、1699年に建部政宇が創建した、真言宗醍醐派の寺院。伏見奉行であった政宇が濠川を開拓する際、即成就院という寺院の塔頭・多聞院を分離してこの地に移築し、建部氏の長寿を願って長建寺と名付けられた。即成就院はその後、即成院として泉涌寺の山内塔頭となっている。本尊は、財宝福徳や諸芸上達の御利益をもたらす秘仏の八臂弁財天で、弁財天を本尊とする寺院は京都でもここだけだといわれている。また、京都で最も開花が早いといわれる枝垂れ桜「糸桜」があることでも有名。

長建寺の主な見所

長建寺のマリア燈籠

マリア燈籠

隠れキリシタンが祈った石燈籠

江戸時代のキリシタン禁制時に造られた石燈籠で、この付近にあったお茶屋の隠れ座敷に置かれていた。燈籠の下部には、地蔵にも見えるような形で聖母マリアを刻んでおり、当時のキリシタンたちは隠れて祈りを捧げていた。また、長建寺の近くにある南浜小学校の校庭は、キリシタン大名として知られる高山右近が通ったイエズス会伏見教会の跡地とも言われている。境内には建部政宇が長建寺建立時に奉納した弁天型燈籠も残されている。

pikakekona…

長建寺の本堂

本堂

8本の腕を持つ秘仏を祀る

本尊の秘仏・八臂弁財天坐像を祀る堂。鎌倉時代後期に造られたこの像には8本の腕があり、それぞれに弓や刀、斧などの武器を持っている。室町時代には琵琶の名手・伏見宮貞成親王持仏堂に祀られていたと伝わり、財宝福徳・出世開運・息災延命・諸芸上達などの御利益をもたらすとして古くから信仰されている。本尊は通常非公開だが、1月1日~15日まで開帳されるほか、不定期で行われる特別公開でも拝観することが出来る。

長建寺の季節の花の見頃

3月下旬~4月上旬

長建寺の桜

糸桜と呼ばれる枝垂れ桜の開花が早いことで知られ、早い年には3月中旬に見頃を迎えることもある。糸桜の見頃が過ぎると、ソメイヨシノや色の濃い陽光桜が満開を迎える。

Photo by tetsukun01…

季節の花リンク

京都の桜 > 伏見の桜 > 中書島の桜

長建寺のピックアップポイント

おみくじ

原本に忠実なオリジナルおみくじ

平安時代の高僧・良源が考案したというおみくじの原本を、現代流に和歌にアレンジしたおみくじ。原本は吉凶を五言四行で表した、100首の漢詩であったと伝わり、中でも凶の数は30首にも及ぶ。

授与料:200円

閼伽水

身も心も清める良質な伏見の名水

手水舎に湧き出る閼伽水は、伏見の名水として知られる良質な地下水で、伏見の酒造で使われている地下水と同じ水脈のものといわれている。参拝前に手や口を洗うと身も心も洗い清めることができるほか、お金などを洗うと財宝が貯まるとも言われている。

伏見五福めぐり

伏見を代表する社寺を巡る

初詣を兼ねて、長建寺、藤森神社御香宮神社大黒寺乃木神社の5社寺を巡拝する行事。その年の干支が描かれた色紙に朱印を集めると、干支の土鈴を授けてもらえる(先着2,000名)。色紙は五福めぐりの各社寺で配布しているが、枚数が限られているため、早めに訪れるのが望ましい。

日程:1月1日~15日
授与料:各寺社朱印代300円 ※最初の色紙授与時は1,000円

長建寺の基本情報

アクセス京阪電気鉄道京阪本線「中書島駅」から徒歩5分
住所〒612-8211 京都府京都市伏見区東柳町511
地図 大きな地図を見る  周辺のスポットを探す
電話番号075-611-1039
定休日▼ 無休
拝観時間9:00~16:00(夏季は16:30まで)
拝観料無料 ※特別公開時は大人800円、中・高校生400円
所要時間(目安)20分程度
クレジットカード
駐車場あり(4台 ※無料)
ホームページ長建寺(Wikipedia)
備考

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