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(境内地図)
三つの社が合祀された歴史
1712年に中御門天皇より賜わったとされる建物。中座・東座・西座に分かれており、中座は主祭神の素盞鳴命をはじめとする7柱が祀られている。舎人親王と天武天皇を祭神とする東座は、759年に伏見稲荷大社に建てられ、1438年にこの地に遷座されて合祀された。早良親王・伊予親王・井上内親王を祭神とする西座は、もとは塚本の地(現在の東山区)に祀られていたが、応仁の乱で焼失したためこの地に遷座されて合祀された。
藤森神社発祥の地
本殿の正面右側にある塚。社伝には『203年に三韓征伐から凱旋した神功皇后が、この場所に纛旗を立て、兵具を納め、塚を造り、神祀りされた』とあり、これが藤森神社の起源とされている。794年には、桓武天皇より弓兵政所の称が授けられ、遷都奉幣の儀式が行われた。また、ここにあるイチイガシの木は「いちのきさん」と呼ばれ、お参りすると腰痛が治るとされ、腰痛持ちだった近藤勇も参拝している。社務所では腰痛除守も授与している(800円)。
古来より信仰される方除けの神
本殿裏側に並ぶ摂社のひとつで、祭神は磐長姫命(重文)。大将軍とは陰陽道でいう方位の吉凶を司る八神の一つを指す。この大将軍社は、平安遷都の際、王城守護のために京都の四方に祀られた南面の守護神となっている。
現在の社殿は1438年に足利義教が建てたもので、向拝と奥拝の正面にある蟇股などに室町時代の特色が見られる。
戦いに因んだ社宝を展示
1989年に建てられた宝物を収蔵・展示する施設。大鎧や刀、大筒など100点余りを展示しており、南北朝時代に高貴な武将が用いた紫絲威大鎧(重文)は、徳川家綱が奉納し、有栖川宮熾仁親王が着用したもの。馬の神社であることから、武豊などの参拝した騎手のサインも飾られており、日本各地の馬の郷土玩具や世界各国の馬のミニチュアなどを展示する「馬の博物館」も併設されている。
競馬史に残る名馬たちの絵馬
神社に奉納された絵馬を飾る建物。もとは拝殿として使われていたもので、トウカイテイオーやナリタブライアンなどの名馬の大絵馬も奉納されている。また、白馬と黒馬の絵馬には1613年の銘があり、京都でも古い絵馬のひとつとされている。
絵馬舎の横には、馬の社の象徴として建立された神馬像が鎮座している。
勝運の霊験あらたかな水
地下約100mから湧き出る霊験あらたかな御神水。「二つとないおいしい水」という意味で不二の水と呼ばれ、武運長久・学問向上・勝運のパワーを授けるパワースポットとしても信仰されている。
夏でも冷たい水が湧き出ており、地元の人や遠方から水を汲みに来る人も多い。
1200年の歴史を持つ駈馬神事
毎年5月1日~5日に行われる例祭。菖蒲の節句(端午の節句)発祥の祭として知られ、各家に飾られる武者人形には藤森の神が宿るとされる。メインとなる5日は、神輿や武者行列の巡行、馬上で逆立ちをしたり字を書いたりと多彩な技が披露される駈馬神事などが奉納される。
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競馬と馬に関するさまざまな授与品
「勝馬守」(1,000円)や「馬」の字を逆さに書いた縁起物の「左馬ストラップ守」(2,000円)など、多数のお守り・お札がある。競走馬が描かれている「勝馬祈願絵馬」(800円)も人気。
アクセス | JR奈良線「藤森駅」から徒歩5分
京阪電気鉄道京阪本線「墨染駅」から徒歩7分 |
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住所 | 〒612-0864 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609 |
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電話番号 | 075-641-1045 |
定休日▼ | 無休 |
拝観時間 | 境内自由(社務所・宝物館・紫陽花苑は9:00~16:00) |
拝観料 | 境内無料(紫陽花苑は300円、宝物館は志納) |
所要時間(目安) | 30分程度 |
クレジットカード | |
駐車場 | あり(50台 ※無料) |
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備考 |
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