ふしみももやまじょう
伏見桃山城
(伏見)
栄華を極めた時代を偲ばせる模擬天守
伏見桃山城は、1592年~1623年に豊臣秀吉や徳川家康が築いた城。秀吉が自らの隠居屋敷を城として2度再建したが、伏見城の戦いで焼失。その跡地に家康が再建するが、維持が難しくなり廃城となった。徳川期の伏見城の遺構は数多く残され、豊国神社・西本願寺・三宝院(醍醐寺)の唐門は国宝となっているほか、宝泉院・源光庵の血天井なども有名。また、本丸跡は伏見桃山陵となっている。現在建っているのは1964年に遊園地の一部として建設された模擬天守で、遊園地の閉園後も伏見のシンボルとして残された。内部の拝観は出来ないが、外観は近くで見ることができ、高さ約50mの大天守閣と約30mの小天守は模擬天守と言えども迫力がある。また、天守の周辺は桜が咲き誇る隠れた名所でもある。