ほうこんごういん
法金剛院
(金閣寺周辺)
ハスの名所として名高い花の寺
「関西花の寺二十五ヵ所」に選定されている法金剛院。特に7月~8月は、極楽浄土に見立てた庭園の池をハスが埋め尽くし、「ハスの寺」の別称もあるほど。ハス以外にも、桜、アジサイ、紅葉、ツバキなどの四季折々の多彩な花が境内を彩り、いつ訪れても楽しめる。また、本尊の阿弥陀如来坐像をはじめとした、重要文化財の仏像も見所のひとつ。
待賢門院ゆかりの寺院
法金剛院は、1130年に鳥羽上皇の中宮・待賢門院が創建した寺院。もとは、平安時代初期の貴族・清原夏野の山荘があった場所で、没後に建てられた双丘寺が寺の起こり。858年には文徳天皇が伽藍を建立し天安寺と改称されるも、寺は次第に荒廃する。その後約3世紀を経て、待賢門院によって再興され寺号を法金剛院と改めた。