にそんいん
二尊院
(嵐山・嵯峨野)
真っ赤な紅葉に囲まれる200mの参道
二尊院は、841年頃に創建された天台宗の古刹。小倉山の麓にある境内は、京都屈指の紅葉の名所として知られており、古代には百人一首にも詠まれている。特に「紅葉の馬場」と呼ばれる200mの参道は、道の両側を紅葉が覆っているような美しい光景が楽しめる。
二体の本尊を祀ることに由来する寺号
二尊院は、841年頃に嵯峨天皇の勅願によって円仁が創建し、その後鎌倉時代初期に法然の弟子達によって中興されたと伝わる。二尊院という名称は、本尊に釈迦如来立像と阿弥陀如来立像の二尊を祀っていることに由来しており、正式名称は二尊教院華台寺(にそんきょういんけだいじ)。皇室とのゆかりが深く「嵯峨三名跡」の一つとしても知られる。