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釘抜地蔵(石像寺)

くぎぬきじぞう(しゃくぞうじ)

釘抜地蔵(石像寺)

(西陣)

様々な苦痛を取り除く「苦抜き」の地蔵

釘抜地蔵は、819年に弘法大師が創建したと伝わる浄土宗の寺院。正式名称を石像寺というが「室町時代に両手の痛みに悩まされていた商人が願掛けをしたところ、前世の罪として手に刺さっていた釘を地蔵菩薩が抜き、痛みが治まった」という伝承から苦抜(くぬき)地蔵と呼ばれ、それが転じて釘抜地蔵となった。現在も心身の様々な苦痛を取り除く苦痛除去の寺として信仰が篤く、堂の周囲には苦しみから解放された人々が奉納した本物の釘抜きと釘が付いた絵馬がズラリと並ぶ。

釘抜地蔵(石像寺)の主な見所

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釘抜地蔵(石像寺)の地蔵堂(本堂)

地蔵堂(本堂)

苦痛を除去した人々の絵馬が並ぶ

弘法大師が唐から持ち帰った石を刻んで作成したと伝わる、本尊の地蔵菩薩像が祀られた堂。この像は『両手の痛みで悩んでいた商人がこの寺で願掛けをすると、夢の中に地蔵が現れ「前世で人を恨み、藁人形に釘を打ち込んだ罪が返ってきている」と言い、手に刺さっていた釘を抜いた。翌日手の痛みが治まったため寺に来てみると、地蔵像の前に血のついた2本の釘が置かれていた』という伝説が残されている。

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釘抜地蔵(石像寺)の阿弥陀堂

阿弥陀堂

鎌倉時代の貴重な石像が残る堂

阿弥陀如来と両脇侍からなる阿弥陀三尊像(重文)を祀る堂。佐伯朝臣為家が制作したこの像は、一石一尊で作った三尊仏としては最も古い1224年のもの。最右の石造弥勒仏立像も2010年に重文に追加指定された。また、三尊像の足元にも小さな地蔵菩薩が並ぶほか、開山堂では弘法大師像や、観音像なども安置されている。

釘抜地蔵(石像寺)のピックアップポイント

お百度

寺に伝わる古くからの正しい参拝方法

本堂前にある数え棒という竹の棒を、数え歳の本数手に持ち、願いを思い浮かべながらお堂を周回する。回る際には、正面に奉られている地蔵尊と、堂の後ろに飾られた釘の部分と2度手を合わせ祈る。1周ごとに1本ずつ棒を箱に返し、全て返し終えたら参拝完了。願いが叶ったら、再び寺を訪れて御礼絵馬を奉納する。

御守り

様々な苦痛を取り除くお守り

釘抜きの刺繍が施された御守は持っていると心身の苦痛を取り除く御利益があるとされ、安産の守りとしても人気。袋型と板型があるほか、手ぬぐいや箸なども授与している。

釘抜地蔵(石像寺)の基本情報

アクセス京都駅から市バス「206系統」乗車約31分、「千本上立売」下車徒歩2分
京福電気鉄道北野線(嵐電)「北野白梅町駅」から徒歩18分
住所〒602-8305 京都府京都市上京区花車町503
地図 大きな地図を見る  周辺のスポットを探す
電話番号075-414-2233
定休日▼ 無休
拝観時間8:00~16:30
拝観料無料
所要時間(目安)20分程度
クレジットカード
駐車場なし
ホームページ釘抜地蔵(石像寺)公式HP
釘抜地蔵(石像寺)(Wikipedia)
備考

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