Photo by Ivanoff~commonswiki - Wik…

大仙院

だいせんいん

大仙院

(西陣)

日本最古級の本堂を囲む広大な枯山水

大仙院は、1509年に古岳宗亘によって創建された大徳寺の山内塔頭。塔頭の中でも龍源院に次ぐ古い寺院で、国宝の本堂は、日本最古の玄関(国宝)と床の間が残る貴重な建物。本堂の周囲には4つの枯山水庭園が広がり、中でも北東側庭園は、室町時代を代表する枯山水の名庭として知られる。また、境内では、千利休豊臣秀吉に振る舞ったと伝わる抹茶が味わえるほか、毎週末には観光スケジュールにも組み込みやすい夕方開催の座禅会も行われている。

大仙院の主な見所

大仙院の本堂(方丈)

本堂(方丈)

日本最古の床の間と玄関が残る

1513年に開山古岳宗亘が自身の隠居所として建立した堂で、方丈建築としては龍吟庵に次いで古い遺構(国宝)。方丈建築に床の間が現れるのもこの時代が最初とされており、床の間と玄関(国宝)は日本最古のものと伝わる。内部には狩野元信相阿弥らの絵(重文、現在は掛軸に改装)が残るほか、大仙院と懇意にしていた千利休が、書院の間「すいしょう室」で、豊臣秀吉に茶を振る舞ったという逸話も残されている。

大仙院の庭園

庭園

滝から流れる水を表現した枯山水

本堂と同時期に古岳宗亘が作庭した、室町時代を代表する枯山水庭園(史跡・特別名勝)。狭い庭に無数の岩石で蓬莱山や渓谷を表現し、滝から水が流れ出ている様子を白砂で表している。
庭園は他にも3つあり、簡素な西側庭園と長船石などを配した東側庭園は滝から流れた大河、2つの盛砂が並んだ南側庭園は大河から流れた大海を表している。この3つの庭園は後世に造られたものだが、「大仙院庭園」として全て国の名勝に指定されている。

大仙院のピックアップポイント

座禅会

夕方の静かな境内で座禅に集中

毎月24日に行う定例謝恩座禅会、毎週土日に開催されている週末座禅会、毎月第4土曜日に行う土曜座禅会がある。週末座禅会と土曜座禅会は、夕方から開催されるため観光スケジュールにも組み込みやすい。

参加費:各1,000円
詳細:公式HP

大仙院の座禅会

抹茶

秀吉に福をもたらしたお茶を味わう

千利休豊臣秀吉に振る舞ったと伝わる『一回飲むと三回良いことが続く』という三福茶が味わえる。茶菓子の「千瓢」は、ニッキ味の生地で白あんを包んだ、大仙院オリジナルの和菓子。お土産用(12個入り700円)も購入できる。

料金:300円(茶菓子付)

大仙院の抹茶

大仙院の基本情報

アクセス京都駅から市バス「101・205・206系統」乗車約42分、「大徳寺前」下車徒歩7分。
京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩20分。
住所〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町54-1 大徳寺
地図 大きな地図を見る  周辺のスポットを探す
電話番号075-491-8346
定休日▼ 無休
拝観時間【3月~11月】9:00~17:00
【12月~2月】9:00~16:30
拝観料大人400円、小・中学生270円
所要時間(目安)20分程度
クレジットカード
駐車場あり(40台 ※大徳寺駐車場。最初の2時間500円、以降30分ごとに100円)
ホームページ大仙院公式HP
大仙院(Wikipedia)
備考

アクアディーナ公式アプリ

京都観光地図アプリ

京都観光地図

現在地周辺の観光スポットやグルメ、お土産を検索できる地図アプリ

西陣のスポットランキング

北野天満宮

1位:北野天満宮

お寺・神社、史跡・旧跡

今宮神社

2位:今宮神社

お寺・神社

粟餅所・澤屋

3位:粟餅所・澤屋

甘味処、和菓子

水火天満宮

4位:水火天満宮

お寺・神社

いっぷく処 古の花

5位:いっぷく処 古の花

豆腐・湯葉、甘味処、軽食

旅行関連サイト

大仙院の周辺スポット

大徳寺

大徳寺

西陣 / お寺・神社,史跡・旧跡,庭園

龍泉庵

龍泉庵

西陣 / お寺・神社,体験

芳春院

芳春院

西陣 / お寺・神社,庭園

総見院

総見院

西陣 / お寺・神社