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創建時から残る室町時代の遺構
1535年に建立された建物(重文)で、室町時代の方丈建築の貴重な遺構の一つ。内部には開山である徹岫宗九の木像を安置し、建物の正面には徹岫に帰依した後奈良天皇宸筆「瑞峯院」の扁額が掲げられている。付属する玄関や、境内の表門も同時期に造られたものであり、共に重要文化財に指定されている。
荒々しい海の波を表現した枯山水
徹岫宗九の400年遠忌を記念して、1961年に重森三玲が作庭した庭園。「独坐」とは、百丈禅師の禅語「独坐大雄峯」から付けられた。石組と白砂、苔、刈込によって構成された庭は、石組の蓬莱山に、白砂の海の荒波が押し寄せる様子を表している。砂紋がはっきりと描かれているのが特徴で、高低差は10㎝もある。
西側の「茶庭」も重森三玲が作庭したものだが、近年改修され、松や苔を使った全く別のものとなっている。
白砂の上に十字架を配した庭
独坐庭と同時期に重森三玲が作庭した、本堂北側の枯山水庭園。俗世を離れて山野などで密かに暮らすことを意味する「閑眠高臥して青山に対す」という禅語から名付けられ、それらを白砂・苔・石で表現している。開基である大友宗麟に因んだ作庭がされており、北西側から縦に4石、横に3石を配して十字架を表していることから「十字架の庭」とも呼ばれている。東側の坪庭では「キリシタン灯籠」と呼ばれる織部灯籠も見られる。
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アクセス | 京都駅から市バス「101・205・206系統」乗車約42分、「大徳寺前」下車徒歩5分。
京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩20分。 |
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住所 | 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町81 大徳寺内 |
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電話番号 | 075-491-1454 |
定休日▼ | 無休 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 大人400円、小・中学生300円
※平成待庵見学時は1,500円(法話・抹茶付) |
所要時間(目安) | 20分程度 |
クレジットカード | |
駐車場 | あり(40台 ※大徳寺駐車場。最初の2時間500円、以降30分ごとに100円) |
ホームページ | 瑞峯院(Wikipedia) |
備考 |
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