こほうあん
孤篷庵
(西陣)
巧みな技術が詰まった綺麗さびの茶室は必見
孤篷庵は、1612年に小堀遠州が自らの菩提所として創建した大徳寺の山内塔頭。1793年に火災でほとんどの堂宇を焼失するが、遠州を崇敬していた松平治郷が古図に基づき1799年に再建した。境内には、遠州の故郷・近江の名勝を表現した庭園や書院があり、中でも「綺麗さび」と呼ばれた遠州好みの明るい茶室「忘筌」は、建築や茶の湯を知る者なら一度は訪れたい聖地として知られている。拝観は特別公開期間のみ可能で、グループごとにガイドによる詳しい解説が行われる。
◆◆Attention◆◆
特別公開が行われない年もあるので要確認。また、小学生以下の拝観は不可。