さいほうじ(こけでら)
西芳寺(苔寺)
(桂離宮・鈴虫寺周辺)
苔に覆われた幽玄の禅寺
西芳寺は、奈良時代に行基によって創建された世界遺産の古刹。兵乱により荒廃するが、1339年に夢窓疎石によって再興され禅寺となった。約120種の苔で覆われた庭園が有名で、空気まで緑に染めるような圧巻の風景から苔寺と呼ばれている。また、庭園内にある茶室・湘南亭は、幕末に岩倉具視が隠れ住んだ場所として有名。拝観は往復ハガキによる予約制で、観光寺院ではないため、読経や写経などの宗教行事に参加する必要がある。
◆◆Attention◆◆
・庭園のみの拝観は不可。
・写経は30分~1時間かかるため、時間に余裕をもって訪れたい。ただし、時間がない場合は、途中で終わらせることができる。