おおいしじんじゃ
大石神社
(醍醐)
忠臣蔵で有名な大石内蔵助を祀る
大石神社は、1935年に創建された大石内蔵助を祭神とする神社。この地は、大石内蔵助が主君の仇討ちの機会を待って隠棲した岩屋寺に程近い場所で、浪曲師・吉田大和之丞らを中心に、全国の崇敬者によって創建された。赤穂浪士ゆかりの品を展示する宝物殿や、討ち入りに必要な武器を調達した豪商・天野屋利兵衛を祀る境内社などがあり、特に討ち入りをした12月14日に行われる「山科義士まつり」が有名。また、仇討ちという大願を果たしたことから大願成就の信仰も篤く、願掛けに訪れる人も多い。本殿前には「大石桜」と呼ばれる大きなシダレザクラの御神木があり、見事な花を咲かせる桜の隠れた名所でもある。満開時に行われるライトアップも素晴らしく、静寂の中でゆっくりと鑑賞できる。